Graphic design: @shokinsai_work
Photograph: @ocissai
2025年、東洋大学社会学部社会福祉学科および桑沢デザイン研究所専攻デザイン学科卒業予定。
JAGDA国際学生ポスターアワード2024で入選。
カメラおよび写真での表現に興味があるクラスメイト2名で、「くわかべ」という大きな展示スペースを使った実験的な写真展示に臨みます。
東京生まれで大学時代をアメリカで過ごした大吉紗央里と、中国出身で現在は東京でデザインを学ぶ崔翔鈞が、「日常のちょっと気になるもの」や「思わずシャッターを切ってしまった瞬間」の写真を大量に持ち寄り、一枚の壁に展示 することで、お互いの感覚を客観的に見つめ直してみよう、という企画です。
スマートフォンの普及により写真を撮る行為はとても手軽になりましたが、今回の展示はあくまでもカメラで撮影した写真に限定します。カメラを手に取り、シャッターを押すという一連の行動には、そうまでしても撮ってみたいと思わ される何かがあると考えるからです。その感覚を、わずかに感じた異常性(いつもと違う様)から「微異常(びいじょう)」と呼び、展示のタイトルにしました。
ともに東京で生活し、同じ桑沢夜間部に通う二人ですが、写真を持ち寄ってみると「こんなにも感覚の領域が違うのか」と驚きます。この驚きと楽しさを、見る人にも何らかの形で伝えられるよう、展示方法などを工夫しました。
自分の写真を1m*3mに印刷するとてもレアのことを体験しました。残りわずかのデザイン学校生活の中に、友たちと展示できて、とても楽しい思い出になりました。