Email: syoukinsai@gmail.com
Graphic design: @shokinsai_work
Photograph: @ocissai

1999年、中国生まれ。2018年来日。
2025年、東洋大学社会学部社会福祉学科および桑沢デザイン研究所専攻デザイン学科卒業予定。
JAGDA国際学生ポスターアワード2024で入選。



『平和とは、秩序が機能していると感じるとき』



JAGDA国際学生ポスターアワード2024で入選した作品。

テーマの「Peace」から広義の平和を捉え、「平和が失われる寸前の状態」を表現しました。

平和の限界状態において、その存続を決定づけるのは秩序だと考えます。秩序の機能が果たされているかどうかによって生じる「平和と呼ばれるが実質は崩壊寸前の状態」と「平和が完全に失われた混沌の状態」を、皿と食器棚の関係を通じて表現しました。


作品は2024年11月27日(水)〜12月9日(月)国立新美術館で展示されます。


撮影:上田康博さん


https://www.kds.ac.jp/designnews/id1662/

https://www.kds.ac.jp/designnews/id1682/

https://jagda-gakusei.jp/

『80s Europe Common Cars』



趣味の欧州車をコンセプトに制作したポスター。

ヨーロッパの車大賞『European Car of the Year』のデータを参考に、1980年から1989年の受賞車10台をイラストで描きました。

夕暮れ時、遠くへ走り去る、消えていくごく普通の車の後ろ姿を、地平線が広がる細長い構図とリソグラフ2色印刷で表現し、ノスタルジーを感じさせるデザインに仕上げました。

『名刺』



普段撮った写真を使って、自分の名刺を作りました。

『Polin』



20代後半の社会人で、コーヒーをライフスタイルの一部として楽しむ層をターゲットにした架空のコーヒーショップ『POLIN(ぽりん)』のブランドデザインを考案しました。

パッケージの構造から着手し、都市部の雰囲気に馴染むコンクリートをイメージした無機質でシンプルな長方体デザインを採用しました。利便性を重視し、『使用』と『保存』の両方に適した引き出し式の構造を選択。

ブランド名『POLIN』は、商品を使用する際の動きである「pull(引く)」と「lean(傾ける)」を組み合わせた造語です。


『実現的写真展示・微異常』



カメラおよび写真での表現に興味があるクラスメイト2名で、「くわかべ」という大きな展示スペースを使った実験的な写真展示に臨みます。 

東京生まれで大学時代をアメリカで過ごした大吉紗央里と、中国出身で現在は東京でデザインを学ぶ崔翔鈞が、「日常のちょっと気になるもの」や「思わずシャッターを切ってしまった瞬間」の写真を大量に持ち寄り、一枚の壁に展示 することで、お互いの感覚を客観的に見つめ直してみよう、という企画です。

スマートフォンの普及により写真を撮る行為はとても手軽になりましたが、今回の展示はあくまでもカメラで撮影した写真に限定します。カメラを手に取り、シャッターを押すという一連の行動には、そうまでしても撮ってみたいと思わ される何かがあると考えるからです。その感覚を、わずかに感じた異常性(いつもと違う様)から「微異常(びいじょう)」と呼び、展示のタイトルにしました。

ともに東京で生活し、同じ桑沢夜間部に通う二人ですが、写真を持ち寄ってみると「こんなにも感覚の領域が違うのか」と驚きます。この驚きと楽しさを、見る人にも何らかの形で伝えられるよう、展示方法などを工夫しました。

自分の写真を1m*3mに印刷するとてもレアのことを体験しました。残りわずかのデザイン学校生活の中に、友たちと展示できて、とても楽しい思い出になりました。